慢性骨盤疼痛症候群(CPPS)は、多くの患者さんが

「原因がわからない」「どこに行っても良くならない」と悩まれる疾患です。

医療的な視点からのメカニズムと、なぜ鍼灸がその症状を和らげることができるのか

ブログ記事としてまとめました。


「下腹部や会陰部に違和感があるのに、検査では異常なしと言われた」

「薬を飲んでも痛みがスッキリ取れない」

そんな悩みを抱える方の多くが、慢性骨盤疼痛症候群(CPPS)という診断名にたどり着きます。

今回は、この疾患の正体と、変えるための選択肢としての「鍼灸」の有効性について解説します。


📌慢性骨盤疼痛症候群(CPPS)とは?

CPPSは、前立腺炎のひとつの部門(カテゴリーIII)として分類されることもありますが

細菌感染などの明確な炎症所見が見られないのが特徴です。

主な種類と分類

国立衛生研究所(NIH)の分類では、以下の2つに大別されます。

  • 炎症性(カテゴリーIIIa): 精液や尿中に白血球が認められるもの。
  • 非炎症性(カテゴリーIIIb): 白血球も認められず、器質的な異常が見当たらないもの。

複雑な原因

ひとつの原因ではなく、以下の要素が複雑に絡み合っていると考えられています。

  • 骨盤底筋群の緊張: ストレスや姿勢により、自律神経の乱れ・筋肉が物理的に緊張。
  • 神経因性疼痛: 神経が過敏になり、微細な刺激を「強い痛み」として脳に伝えてしまう。
  • 血流障害: 骨盤内の血行不全による組織の栄養障害や酸欠状態。

主な症状

  • 痛み・不快感: 会陰部、睾丸、下腹部、腰部、尿道口の鈍痛。
  • 排尿症状: 頻尿、残尿感、排尿時の痛み。
  • 性機能: 射精時の痛み、ED(勃起不全)など。

📌なぜ「鍼灸」で症状が緩和するのか?

西洋医学的なアプローチ(抗生物質や鎮痛剤)とは別に

鍼灸治療が非常に高い効果を発揮することがあります。

それには医学的な根拠(エビデンス)に基づいた3つの理由があります。

骨盤や腹部筋肉の弛緩

CPPSの痛みは、骨盤を支える臀部や骨盤内部、腹部などの筋肉やの

「凝り」が原因であるケースが多いです。

鍼は手技では届かない深部の筋肉に直接アプローチし、筋肉の緊張を解くことで

圧迫されていた神経や血管の制限を緩和させます。

神経変調作用

鍼の刺激は脊髄や脳に働きかけ、痛みを抑制する物質(エンドルフィンなど)の分泌を促します。

また、過敏になった痛覚神経のネットワークを「改ざん」する役割を果たし

脳が痛みを感じにくい正常な状態へと導きます。

骨盤内の血流改善

鍼刺激によって軸索反射が起こり、血管が拡張します。

この作用により、停滞していた骨盤内の循環が改善され

腹部や骨盤内部の血管のうっ血が緩和され慢性的な重だるさが変化します。


⭐心身の両面からアプローチを

CPPSは精神的なストレスとも密接に関わっています。

鍼灸は自律神経を整える効果も高いため、「痛みに対する不安」を和らげる効果も。

「薬でも変わらない」「もう痛いままでいい」と諦める前に

鍼灸という違う視点で骨盤内の変えてみませんか?


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