妊娠率を高める東洋医学の力☆不妊治療と鍼灸の関係性
☆鍼灸が女性不妊症の解決が期待できる理由☆
◎ホルモンバランスの調整作用
鍼刺激によって、視床下部-下垂体-卵巣系(HPO軸)の働きを整えることができます。
鍼は脳内の内因性オピオイド(特にβ-エンドルフィン)を増やし
それが視床下部に作用して、GnRH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)の分泌を調整。
結果として、FSH(卵胞刺激ホルモン)やLH(黄体形成ホルモン)の分泌が安定し、
排卵や月経周期が整いやすくなる。
〇とくに排卵障害型の不妊(例:PCOS)の方に有効なケースが多いとされます。
◎子宮・卵巣の血流改善
鍼は交感神経の興奮を抑え副交感神経の働きを高め、骨盤内の血流を良くする働きがあります。
交感神経が優位だと、子宮・卵巣の血管が収縮しやすくなります。
鍼を打つことで、自律神経のバランスが整い、血管の拡張や
子宮内膜が厚くり卵胞の質が良くなることがわかっています。
◎ストレス・自律神経の調整
不妊治療中は精神的ストレスも大きく、それがさらに妊娠しにくさに繋がります。
鍼治療によって副交感神経優位の状態を作り出し、リラックス効果を促進。
コルチゾール(ストレスホルモン)の分泌も抑えられるため、ホルモンバランスが崩れにくくなる。
○鍼灸・吸い玉は不安・緊張が強い方、不眠気味の方にも非常に効果的。
◎子宮内膜の環境改善
鍼刺激で血流が良くなることで、子宮内膜が柔らかく
厚みのある状態に整えられ、着床率の向上が期待できます。
◎免疫系・炎症反応の調整
鍼は免疫の過剰反応(例:NK細胞活性過剰)を抑える作用もあり
着床障害の改善に有効だとわかっています。

鍼施術では、婦人系のツボを中心に全身調整をすることで
個人差があると思いますが、変化が期待できると思います。
施術はあくまで、そのお手伝いですのでご自身でも対処しなければ
効果は期待できないので変えられるところから意識していきましょう!
☆男性も向き合う時代!不妊に悩む方、鍼施術で解決
男性不妊症に、鍼治療が有効とされる理由はいくつかあります。
女性と同じく「体質改善」「血流促進」「ホルモン調整」が中心のアプローチですが
男性特有の不妊原因に対しても作用が期待されています。
☆男性不妊に鍼が良い理由
○精子の質と運動率に
鍼治療によって、精巣やその周囲の血流が良くなり、精子を作る環境が整います。
結果、精子の増加・運動率の向上・正常形態率の改善
という報告が複数の研究で示唆されています。
ある研究では、10回の鍼治療で精子の運動率と形態に
有意な改善が見られたという臨床結果もあります。
○ストレス・自律神経の調整
男性の不妊も、ストレスや生活習慣が大きく影響しています。
精子形成には約74日かかるため、その間のストレスや睡眠不足は大きな影響を与え
さらに、トランス脂肪酸系食品の過食はその確率を高めます。
鍼は副交感神経を優位にし、心身のリラックスとホルモンの安定をもたらします。
結果として、テストステロンなどの性ホルモンバランスにも良い影響があるとされています。
◎性機能(ED・射精障害など)の改善
鍼治療は血流改善、自律神経調整に関係し、勃起機能の改善や
性欲の回復にも効果があるとされています。
特にストレスや自律神経の乱れによる心因性が原因の機能性EDには効果◎
◎精巣の冷え・骨盤内の血流不足の改善
男性の下半身が冷えると、精子の質が落ちやすいです。
とくに、腹部に存在する脂肪や運動不足は大きく影響してきます。
筋肉の活動量が減れば、血管運動は弱くなります。
また脂肪は温まりにくく冷えやすい特徴があるので血流不足に関係します。
◎抗酸化作用の活性化
鍼刺激により、体内の抗酸化酵素の活性化が期待されます。
酸化は精子のDNA損傷や運動率低下に大きく関与するため、非常に重要です。
抗酸化作用のあるビタミンACEを意識的に摂取も良いでしょう!
鍼灸施術では、骨盤・腹部を中心に全身のツボを刺激することで
体質変化が期待できます。
施術の期間はかかるものですので、しっかり解決のサポートさせていただきます。
光幸はりきゅう院・接骨院 代表:庄司有希