臼蓋形成不全は、股関節の発育に異常があり
股関節の臼蓋(骨盤の一部)が十分に発達しない疾患です。
この状態では、肉の骨(大腿骨)の頭部が臼蓋にしっかりと留まらず
関節の安定性が欠けるため、股関節が脱臼しやすくなったり、関節に過剰な負担がかかります。
■原因
◎先天的要因
出生時からの股関節の発育不全(先天性股関節脱臼に関連)
遺伝的要因
◎後天的要因
乳児期や幼児期の発育不全
股関節を過度に使用(スポーツなど)
加齢や体重増加による負荷
■特徴と症状
初期段階では痛みが感じにくいですが、関節に負担がかかることで
時間とともに痛みが関節周囲組織に出ることが多いです。
そして股関節の動作・可動域制限が現れる。
歩くときに痛みや不安定感が現れます。
長期的には、関節軟骨の摩耗や変形が進行し、関節炎・変形などが起こる可能性があります。
■診断する方法
X線(レントゲン)検査で臼蓋の形態などを評価したり
CTやMRI検査により関節唇損傷や軟骨の変性を詳しく確認することができます。
乳児の段階では超音波がよく使われ、関節の発達状況を評価できます。
主に、こういった所見や情報があると臼蓋形成不全を疑う必要があります。
当院では、変形した股関節への対処ではなく負担のある筋肉や動作への対処は可能です。
お問い合わせ等お待ちしてます。
光幸はりきゅう院・接骨院 代表:庄司 有希