糖尿病は、血液中の血糖値(ブドウ糖の量)が慢性的に高くなる病気です。
インスリンというホルモンの働きが悪くなったり、分泌が不足したりすることで起こります。
放置すると、全身の血管や神経がダメージを受け、さまざまな合併症を引き起こす
危険な疾患ですので、日々の健康意識が大切です。
糖尿病の種類
糖尿病には以下の4つの種類があります。特に上記2つがよく聞くと思います。
■1型糖尿病
自己免疫が原因で、膵臓のβ細胞(インスリンを作る細胞)が破壊され
インスリンをほとんど作れなくなり発症します。
小児~若年層に多く、インスリン注射が必須になります。
■2型糖尿病(最も多い)
生活習慣(食事・運動不足・肥満)や遺伝が原因です。
インスリンの分泌量が不足したり、効きにくくなる(インスリン抵抗性)
中高年に多いが、最近は若年層でも増加傾向。
■妊娠糖尿病
妊娠中に血糖値が高くなる病気。 出産後に改善することが多いが
将来的に2型糖尿病になるリスクが高いので注意が必要です。
■その他の特定の糖尿病
遺伝子異常、他の病気、薬の副作用などが原因で起こる糖尿病。
☆糖尿病の主な症状(初期は無症状のことが多い)
・のどが渇く、水をよく飲む
・トイレが近い(尿の回数・量が増える)
・体重減少(特に1型糖尿病)
・疲れやすい、だるい
・傷が治りにくい
・手足のしびれや違和感(神経障害の初期症状)
が一般的です。
☆糖尿病の合併症(怖い理由)
糖尿病が長期間の影響は、全身の血管や神経が傷つき、さまざまな合併症が発生します。
※三大合併症の存在(細い血管が障害を受ける)
糖尿病網膜症(失明)
眼の網膜の血管がダメージを受け、視力が低下 し、最悪の場合失明する。
糖尿病腎症(透析)
腎臓がダメージを受け、尿にタンパクが漏れる。進行すると人工透析が必要に。
糖尿病神経障害(壊死)
手足のしびれ、痛み、感覚が鈍くなっていく。
気づかず悪化し、最悪の場合壊死、足の切断が必要になることも。
この合併症が、ひとつではなく全て発症するリスクがあるので
糖尿病は発症したあとに、しっかり治療をすることが重要なのですが
その前に、しっかり栄養面に気を配り予防することが一番のやるべきことです。
光幸はりきゅう院・接骨院 代表:庄司 有希