不妊の原因の約半数は男性側にあると言われます。

その中でも、精子を形成に問題がある「造精機能障害」は男性不妊の約8割を占めています。

今回は、その原因や症状、鍼灸がどのように体の内側からサポートできるのかを解説します。

📌造精機能障害とは?

精子形成の過程や、数・運動率に問題がある状態を指します。主な原因は以下の3つに分類されます。

① 特発性造精機能障害(原因不明)

検査をしても明らかな原因が見つからないケースです。

ストレス、睡眠不足、食生活の乱れ、電磁波、酸化ストレスなどが

複合的に影響していると考えられています。

実は、造精機能障害の約4割がこの「原因不明」と考えられています。

② 精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)

精巣の血管にコブができ、血液が逆流してしまう病態です。精巣の温度が上がり、精子の質が低下します。varicocele in the scrotum(AI 生成)

③ ホルモンバランス・生活習慣

脳からの指令(性腺刺激ホルモン)の不足や、喫煙・肥満・長時間のデスクワークによる

精巣の熱こもりなどが原因となります。


📌「症状」

男性不妊には自覚症状がほとんどありません。

そのため、精液検査における以下の数値が「症状」の代わりとなります。

状態の名称内容
乏精子症精子の数が基準より少ない
精子無力症精子の動き(運動率)が悪い
奇形精子症形が正常な精子の割合が低い
無精子症精液の中に精子が全く見当たらない

📌鍼灸が「精子形成の質」を変える3つのメカニズム

「なぜ、刺すだけで精子が良くなるの?」という

疑問に対し、近年明らかになってきた効果をご紹介します。

① 精巣の「血流」と「温度」へのアプローチ

精子は熱に弱いため、精巣周辺の血流が滞ると熱がこもり、質が低下します。

鍼灸刺激は腰部や骨盤内部の血流を促進し、精巣の温度環境を最適化を手助けをします。

② 自律神経の調整によるストレス緩和

精子形成はホルモンバランスに支配されています。

鍼灸により副交感神経を優位にすることで、脳(視床下部・下垂体)からの指令をスムーズにします。

③ 酸化ストレスの軽減

精子を傷つける最大の敵は「活性酸素」です。

鍼灸には抗酸化作用を高める効果が期待されており、精子を育てる環境を整えます。

また、抗酸化には栄養が大変重要です。カップラーメンや冷凍庫・惣菜弁当など

しっかり食生活を見直し改善していきましょう。


4. 施術のスケジュール感

鍼灸の効果が数値として現れるまでには、最低でも3ヶ月〜4ヶ月(1サイクル)の継続的な

施術が理想的です。※体調などにより、施術期間を要するケースもあります。


最後に

「数値が悪い=自分の能力が低い」と落ち込む必要はありません。

精子は日々新しく作られる細胞です。体質を整えれば、変化する可能性は十分にあります。

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