◆入浴料の効果と種類

みなさんは、浴槽にお湯をはっていますか?

寒い時期に浸かることが多いと思いますが、暑い季節でも浸かることもオススメです。

そして、入浴をより良質にするために入浴料を使うことで

温泉成分や美容成分が疲労回復・睡眠の質・美容・血行促進など

身体に嬉しい効果を与えてくれるのです。

そこで、どういった入浴料を選択すると何に効果があるのかを

今回はまとめてみようと思います。

・代表的な入浴料の種類

無機塩類系

一般的な入浴料で温泉成分である硫酸塩炭酸塩などを含んでおり

この成分が、さまざまな効果を身体に与えてくれます。

パッケージでは、各地方の温泉の名称が書かれているものが多いです。

  • 血行促進効果:硫酸ナトリウム・硫酸マグネシウム・塩化ナトリウム
  • 皮膚洗浄効果:炭酸水素ナトリウム・炭酸ナトリウム

また炭酸ガスを発生させるタイプは、お湯に溶け込んだ炭酸ガスが

皮膚内に浸透していき、末梢血管を拡張させて血液の循環量を増加させます。

そのため、浴槽の湯の温度よりも2~3℃高く感じます。

薬用植物系

このタイプの入浴料は、保湿・血行促進・消炎・鎮静効果

がある植物成分が配合されています。

トウガラシショウキョウウイキョウカミツレシャクヤクユズモモノハ

このような植物成分が主に用いられています。

先ほど紹介した効果は、それぞれの含有成分量によって異なります。

また芳香成分が含まれている関係で、精神的安静・リラックス作用もあります。

・清涼系

このタイプの入浴料には、メントール・ミョウバンが含まれており

メントールは冷感・爽快感、ミョウバンは毛穴・肌の引き締め効果があり

夏場の暑い時期の入浴時にオススメの入浴料です。

・酵素系

入浴時の皮膚の洗浄効果だけでなく、パパイン酵素(パパイヤの実から抽出)が

配合されているのが特徴で皮膚表面の皮垢を取れやすくする効果があります。

また内蔵器官や腸内環境を整える効能もあるので

身体の内側に良い効果を与えることができます。

・スキンケア系

入浴によって潤った角層の状態を維持するために油性成分が多く

入浴後の皮膚表面からの水分の蒸発・肌の乾燥を防ぎます。

その後、ボディークリームなどを効率的に吸収・浸透させます。

また他の特徴として、ヒトの細胞間脂質に類似した成分や

水溶性成分としてアミノ酸が配合されているので肌を栄養することも可能です。

基本的に、薬局などでお求めが出来る物はこのあたりが多いです。

自分の気分や季節にあわせて、お好みの入浴料で

一日の最後を充実して過ごしてみてはいかがでしょうか?

光幸はりきゅう院・接骨院 代表:庄司 有希