◆肌と栄養の関係性

今回も肌を健やかに、美しさを維持する栄養素を紹介します。

コチラと一緒にお読みいただけると、より美肌に近づけます!

【肌は自身の健康状態を反映する】とも言われるくらい大切なものです。

皮フも良質な細胞をつくっていくには身体へ摂取した栄養が吸収されて

血液に運ばれることで肌の細胞は代謝が滞りなく行われます。

意識して食物から補足でサプリメントから摂取するようにしましょう。

私個人の考えとして7大栄養素を意識してバランスよく摂るのが大切と思っています。

※7大栄養素:炭水化物・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラル・食物繊維・水

これをベースに、ご自身で自分の健康をつくりあげる意識は大切に!

◆パントテン酸 D-N-β-アラニン

まず紹介するのは、なかなか聞き慣れない栄養素から紹介します。

水溶性のビタミンであるパントテン酸は副腎皮質のホルモン産生を促進します。

そのホルモン分泌により身体に以下の効果が見込めます。

  • 疲労感を除去
  • 免疫抗体を合成する
  • 精神的なストレスを軽減
  • 解毒作用

また糖質・脂質・タンパク質を身体にエネルギーと変換できるビタミンなので

意識して摂取することをオススメします。

おおよそ男・女性の必要摂取量

  • 男・女性とも5mg

◆パントテン酸を多く含む食品

パントテン酸を多く含む食品は動物性・植物性食品のどちらにも含まれています。

  • 鶏・豚・牛レバー
  • 鶏ささみ
  • 鶏卵
  • たらこ
  • いくら
  • 椎茸
  • 挽きわり納豆・糸引き納豆
  • ナチュラルチーズ(間食にオススメ)

を3食にバランスよく取り込み摂取しましょう。

◆葉酸

皮フの新陳代謝(ターンオーバー)を活性させる作用があるので

年齢に合ったターンオーバーの周期に整えることが可能になります。

その結果、古くなった皮フ(角質)が剥がれ肌のトラブルが解消されやすくなります。

そして葉酸は、身体の血管隅々巡る赤血球にも影響を与えます。

通常の赤血球は寿命があり小さくなるために、赤血球の核が消失するのことで

より細い毛細血管にまで栄養を送れるのですが

これには葉酸の働きが必要になります。

※ビタミン12も同じ作用を持つため、両方の摂取が望ましい。

葉酸が不足すると、赤血球は大きくなり続け血管を通るのにはサイズオーバーとなり

末端の組織へと栄養を送れなくなります。

なので顔の皮フ(肌)では、顔の血色が悪くなり浮腫やすくなりますので

肌の健康状態を著しく、悪化させることになるのです。

こういった観点から、葉酸の摂取は大切になります。

おおよそ男・女性の必要摂取量は

  • 男・女性ともに:240μg

◆葉酸を多く含む食品

  • 焼き海苔
  • ワカメ(乾燥)
  • 鶏・牛・豚レバー
  • 枝豆
  • モロヘイヤ
  • ブロッコリー

このあたりを、バランスよく3食に落とし込めるといいと思います。

◆ビタミンB2

水溶性のビタミンであるビタミンB2は、糖質・脂質・タンパク質から

エネルギーを生成してくれる働きを持っています。

ビタミンB2の不足は、身体にエネルギーを還元できないことにつながるので

各器官・組織の働きを弱めることにもなるのです。

皮フ(肌)では刺激に敏感になり、肌が荒れたり皮フの炎症を起こします。

そのため皮フ(肌)の正常な状態を保つには必要な栄養素をいえます。

おおよそ男・女性の栄養摂取量は

  • 男性:15mg
  • 女性:12mg

◆ビタミンB2を多く含む食品

  • 牛・豚・鶏レバー
  • ナチュラルチーズ
  • アーモンド
  • 焼き海苔
  • 舞茸
  • 鶏卵

などで、必要量は摂取が可能となります。

◆ビタミンB6

最近は、世の中ではコンビニを中心にタンパク質ブームで

食物から多量にタンパク質を摂取する傾向があるように思えます。

しかし、身体に必要なタンパク質量は決まっているので

不必要なものは分解されてエネルギーに変換されます。

その余分なエネルギーは身体に残すわけにはいかないので

このときにビタミンB6が必要になってくるため不足していると

内臓器官のタンパク質を分解するのに負担が増えることを意味します。

また不足しがちだと、顔の皮脂の分泌量を調節することができず

過剰な分泌はニキビをつくる原因になってしまいます。

おおよそ男・女性の必要摂取量は

  • 男性:15mg
  • 女性:12mg

を基準に定めれています。

◆ビタミンB6を多く含む食品

  • 牛・豚ヒレ
  • 鶏むね・ささみ
  • 鶏・豚・牛レバー
  • 鮪(まぐろ)
  • 鰹(かつお)
  • 鮭(さけ)
  • ニンニク
  • ブロッコリー
  • 芋類
  • ピスタチオ(間食でオススメ)

を選択して、1日の食事にバランスよく組み込むことで変わってきます。

◆最後に

ここまで幾つか、肌に良い効果を与える栄養素を紹介してきました。

ですが、あくまで少し優先的に意識して摂れるといいとですね。

といった内容になります。

この栄養素だけ必要なんだ。と勘違いはしないよう注意ください。

また食事から健康様態を維持と向上というのは、数週間単位で効果は絶対出ません!

すごく時間がかかるものです。

むしろゴールを設定するものではなく、当たり前に続けていった結果

その状態を、いつの日か獲得できるものだと捉えていただけれと思います。

光幸はりきゅう院・接骨院 代表:庄司 有希