現代における職場や生活環境における過労や心労
精神的なストレスは身体の健康状態を害します。
その中でも、発症する割合がとても多い疾患である
過敏性腸症候群について今回はお話していきます。
この疾患の発症要因に、心身に及ぼす影響が多くあげられます。
そのため、身体の生命維持に関係している自律神経系の失調を
改善することは重要になってくるので鍼灸やカッピングによる治療で
過労や心労の緩和を図り、症状の軽減・改善に導く治療が有効です。
当院で対応していますので、問い合わせください。
そこで、今回は過敏性腸症候群はどういった疾患なのか?を
まとめてみましたので、読んでいただければと思います。
◆過敏性腸症候群の概要
過敏性腸症候群は、腸の組織への器質的な異常がみられません。
おもに、腸管の運動および分泌機能などの異常によって
腹痛・下痢・便秘などを呈する機能的疾患になります。
◆過敏性腸症候群の特徴
過敏性腸症候群は心身症の一種と考えられます。
つまり、自律神経系の異常やストレス・精神的な緊張状態などが発症要因になります。
その影響なのか、消化器系疾患のなかでも高頻度にみられ
比較的、男女差なく若年層に多く発症します。
また長期的に、ストレスをはじめ精神的な緊張を解消できないと
過敏性腸症候群の状態は、症状増悪することが多いです。
幼少期の頃から、腹痛・下痢・嘔吐などをおこした経験があると
大人になったときに、体質素因になる傾向も少なからずあります。
◆過敏性腸症候群の症状
・便通異常
慢性・反復性に下痢と便秘を交互に繰り返します【交代性便通異常】
下痢では、軟便・水様便・粘液便さまざまな便が
1日のうちに10回以上ランダムに排泄されます。
ですが、下血や血便をみることはありません。
便秘は、腸管運動の亢進による痙攣性便秘であり硬く、兎糞状や細い鉛筆状を呈する
・腹部への症状
腹痛は、激烈なものから不快感程度でおさまる軽いものまでさまざま。
多くの場合は、腹痛の持続や反復した鈍痛が症状であり
左下腹部に現れることが多いが、臍周囲から下腹部の広範囲にかけても
みられ痛みの部位が移動することもしばしばある。
突発した腹痛が下痢の排便を誘発し、その後痛みが軽快する。
・その他、現れる症状
- 頭痛
- 易疲労感
- 動悸
- 頻尿
- 女性では月経障害
- 睡眠障害
- 不安障害
- 焦燥感
- 抑うつ感情
◆治療
前述したように鍼灸やカッピング治要による自律神経系の改善も有効。
また自分自身で、ストレスのコントロールや解消法の実践も大切になります。
病院への受診では、薬物療法による消化管運動機能改善や
便通異常改善を行います。
ですが、あくまで薬での治療はその効能によって流動的に変えているだけです。
薬の服用を停止すれば、いずれ身体の状態が弱り再発をすることもありますので
自分の身体の状態を治療することで、根本から変えるのをオススメします。
よろしければ、問い合わせ・治療の予約お待ちしてます。
光幸はりきゅう院・接骨院 代表:庄司 有希