◆サプリメントとは?

栄養補助食品というカテゴリで、食べることや

栄養分を補給するということを目的にしています。

現代を生きる人に、今や必須なものになってきました。

ではサプリメントと薬の違いは何なのでしょうか?

薬の定義、特徴は…

  • 病気の治療を目的として服用する
  • 効果や効能が高い分、副作用を伴う可能性がある
  • 治療期間が短い病気ならば服用期間は短い
  • 病院か薬局での処方や販売のみで手に入る

サプリメントの定義、特徴は…

  • 健康の維持や増進が目的
  • 栄養不足で現れる様々なトラブルの改善に効果がある
  • 効果が出るまで長く、3ヶ月ごとにで服用し少しずつ効果が出る
  • 薬局や一般の商業施設などで購入が可能

こういった特徴で区別されています。

◆サプリメントの飲み方

基本的には、、水で飲むのが一般的です。

ですが、ひとつ注意点を挙げるとすれば

水道水で飲むのは控えるほうが良いと言われています。

その理由は、水道水には塩素が含まれているので栄養素の中でも

ビタミン系を破壊するという実験結果がでています。

他にも、お茶や紅茶などで鉄分やミネラルを飲んでしまうと

含まれるタンニンの成分によって吸収が妨げられてしまいます。

なので、ミネラルウォーターを購入するか塩素除去ができる浄水器からの

水で少しでも栄養が効率良く吸収できるように意識しましょう。

◆各栄養素ごとの摂取のタイミングは?

ここでは水溶性ビタミン・脂溶性ビタミン・ミネラルごとに分けて

摂取のタイミングを紹介していきます。

■水溶性ビタミン

水溶性ビタミンは

ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン(ビタミンB3)、パントテン酸(B5)、

ビタミンB6、ビオチン(B7)、葉酸(ビタミンB9)、ビタミンB12、ビタミンCです。

摂取のタイミングですが、色々と考察がありますが個人的には

朝食後の摂取がタイミング的には良いと考えています。

また水溶性のビタミンは不必要な量は、尿として排泄されます。

そのため昼食後に、もう一度摂取をしても良いと思います。

ただ尿として排泄される関係で、少々腎臓を気にかけましょう。

夜に摂取は、あまりオススメはできません。

その理由は、神経を高ぶらせる効果がヒトによってはあるようで

頭が冴え、脳が活動的になったりという報告もあります。

あくまで、そういった方もいるという話ですので実証性はあまりありません。

また一回摂取したタイミングから最低でも3~4時間は間隔を

空けることが望ましいです。

また脂っこい食事の後は、そこから2時間程度の間隔を空けてから

摂取すると吸収が妨げられずに効果的です。

■脂溶性ビタミン

ビタミンA・ビタミンD・ビタミンE・ビタミンKが該当します。

摂取のタイミングは、朝・昼の食事中に摂取するのがベストだと考えます。

また食事に油分を含んだ食後で吸収率が高まってきます。

ただ水溶性のビタミンと違って過剰摂取はNGです。

まず尿から排泄されないため身体に蓄積されてしまいます。

その蓄積が脂肪組織や細胞、肝臓・腎臓へのダメージになります。

過剰摂取で、身体に現れる不調などは

ビタミンAでは食欲不振・悪心・嘔吐・脱毛・発疹

ビタミンDでは食欲不振・頭痛・口渇や他には血液中のカルシウム濃度が高くなり

腎臓や全身の血管にカルシウムが沈着したりします。

ビタミンEの過剰摂取によって現れる症状は少ないと言われていますが

血管からの出血のリスクのほか、筋力低下、疲労、吐き気、下痢が生じることがあります。

ビタミンKは過剰摂取によって現れる中毒反応はありませんが

赤血球に影響を与える可能性があるという見解はあります。

■脂溶性ビタミンの推奨摂取量

  • ビタミンA:男性 ⇨ 2000IU(600μg) 女性 ⇨ 1800IU(540μg)
  • ビタミンD:男性・女性 ⇨ 8.5μg(340IU)
  • ビタミンE:男性・女性 ⇨ 15 mg (22.4 IU)
  • ビタミンK:男性・女性 ⇨ 150㎍

とされています。

■脂溶性ビタミンの上限摂取量

  • ビタミンA:10000 IU(3000μg)
  • ビタミンD:4000 IU(100μg)
  • ビタミンE:1500 IU(38μg)
  • ビタミンK:上限摂取量は定められていない。

この数値を超えないように意識してみましょう。

■ミネラル

主要はカルシウム・リン・イオウ・ナトリウム・マグネシウム・塩素の7種類

微量ミネラルは鉄・ヨウ素・亜鉛・銅・セレン・マンガン・コバルト・モリブデン・クロムの9種類

これが身体を整えるのに必要な16種類になります。

一応自然界には、数100種類のミネラルが存在しています。

摂取のタイミングは、食事中がベストなタイミングです。

ミネラル類でまとまっているものや、個別で摂取できるようになっているものまで

製品としては分けられています。

■ミネラル不足

ミネラルが不足することで起こる症状・反応は

  • 集中力の低下や疲れやすい
  • 気分が落ち込みやすい
  • 身体のコリ、痙攣しやすい
  • 免疫力が低下

などが現れてきます。

■ミネラル過剰摂取

逆にミネラルの過剰摂取では、肝臓や腎臓への悪影響を及ぼし兼ねないので注意が必要です。

血圧の調整・下痢・浮腫などが次第に現れてくる可能性があります。

◆最後に

サプリメントは非常に付き合い方が難しい場合もあります。

ですが身体の基本的なエネルギーを作り出すのに必要なことは

あくまで食物から命をいただいて、体内に取り込むことです。

旧石器時代からヒトは、自給自足の生活で肉・魚・穀物などを得て生命力を養ってきました。

この時代には、サプリメントはもちろんありませんでしたが

現代の野菜や果物をつくりだす、土壌や環境は非常に悪くなっています。

つまり、土壌などが悪ければ野菜・果物の栄養はスカスカになっていますし

多く摂取すればするほど、農薬を身体にいれるのと同じですのでコレが身体に良いと思いますか?

冒頭でお話したように【栄養補助食品】は、今や必需品です。

ただ、有用性や安全性にも注意を配る必要があるのも事実です。

つまり体内に入って、消化・分解・吸収をするにあたって食物よりもサプリメントは

内臓には負担がかかるリスクのほうが高い製品もあります。

どういったものが、選ぶ基準に値するのか知りたい方は問い合わせ等をお待ちしてます。

光幸はりきゅう院・接骨院 代表:庄司 有希