頭部トラブルにお悩みの人で、育毛料を使用することは多いかと思います。

育毛料は、頭皮の働きを正常に近づけて育毛促進や脱毛予防や
頭部の血液循環をよくして、細くなったりコシがない髪の毛に栄養を与えたり
フケや頭皮の痒みの予防や軽減などにも使用されています。
ただ、何の成分が何に効果をもたらしてるのか知らない人がほとんどですよね。
そこで、よく配合されている有効成分についてまとめてみましたので参考にしてください。
また、成分名の最後の英数字があるものですが脱毛症治療の有効性を表す評価です。
評価は、Aは強く勧められる・Bは勧められる・C1は考慮しても良いが十分な根拠がない・C2は根拠がないので勧められない・Dは療法として行わないように勧められる
こういった評価基準も認識していると製品を選ぶ際に必要知識かと思います。
◆脱毛抑制効果
■医薬品:AGA薬(フィナステリド)/A・男性のみ
脱毛スイッチが入るのを阻止し、脱毛の進行を抑制する効果。
◆育毛:血行促進系
■医薬品:ミノキシジル/A
毛乳頭(毛髪の成長を担い栄養を供給)を刺激し、毛母細胞(毛乳頭や血液から栄養と酸素の供給を受け分裂を繰り返し毛髪を形成)の増殖を促進する。
■医薬品:塩化カルプロニウム/C1
血管を拡張させ、血液量を増大させ育毛を促進させる。
■ビタミンE誘導体
末梢血管を拡張して血行を促進させる。
■センブリエキス
末梢血管を拡張させて血行を促進させる。
■tーフラバノン(トランスー3.4′-ジメチル-3-ヒドロキシフラバノン)/C1
毛髪を退行期へと移行させるTGF-βの量を減らし、毛成長を促進させる。
◆育毛:毛包賦活系
■ペンタデカン・ペンタデカン酸グリセリド(PDG)/C1
休止期の毛乳頭を刺激し、発毛を促す効果。
■パントテニールエチルエーテル(ビタミンB5誘導体)
発毛に必要な酵素を活性化させる。
■ヒノキチオール
抗炎症作用や新陳代謝活性化の作用、殺菌作用がある。
■アデノシン/C1
毛乳頭の奥深くに浸透し、発毛促進因子を発生させる。
以上が、脱毛症や抜け毛・薄毛・育毛などの対策に使用される成分です。
◆フケ改善
■ジンクピリチオン
抗菌・防カビ作用があり、雑菌の繁殖を防ぎます。
■ミコナゾール硝酸塩
フケの元になるカビの繁殖を防ぐ。
■ピロクトンオラミン
殺菌作用や頭皮の皮脂分泌を抑える。
◆かゆみ改善
■アラントイン
消炎作用があり、頭皮の肌荒れを防ぐ。
■グリチルリチン酸2カリウム
消炎作用があり、頭皮の肌荒れを防ぐ。
大部分は、このような成分で製品になっています。
使う方も、ある程度何の成分がどういった効果が見込めるのか知っておくのは
大切なことだと思いますので参考にしてみてください。
光幸はりきゅう院・接骨院 代表:庄司 有希【美容健康アドバイザー】