唇は顔の印象にとって大切なパーツです。

とくに女性においては、色や厚みなどは見た目の若さの印象に関係してきます。

人により大きさや形は異なりますが構造は一緒です。

唇の構造は、皮膚と異なり皮脂腺が存在していません。

皮脂膜や角層が極めて薄いので、水分蒸発の速度が速く、角質水分量も少ないです。

皮脂腺がないということは、肌を覆うバリアがないことを意味し

水分蒸発が速く、水分量が少ないということは乾燥が極めてしやすいということです。

なので乾燥シーズンに突入すると、よく唇がガサガサになるのはこういった理由があるのです。

それを回避するために、口紅やリップグロスなどで唇の状態を整えます。

今回は、口紅やリップグロスの知識を紹介していきますので何かの参考になれば幸いです。

■口紅やリップグロスに必要な条件

まずは、口に塗る製品なので安全面が重要になってきます。

こういった内容がクリアしている製品しか基本販売されません。

  • 口唇に対し無刺激、無害であること
  • 不快な味や匂いがないこと
  • 滑らかに塗れて、にじみがなく必要な時間保持される
  • 保管や使用中に折れたり、変形、軟化することなく形状を維持している
  • 魅力的な外観を維持し、色調変化がないこと
  • 発汗、発粉など経時変化がないこと

発汗とは口紅製品に液状(油脂)が表面に出てくること。

発粉は表面が白く粉(油脂などの結晶)がふいたように見える状態をいいます。

この現象は、極端な温度変化により起こり長期間の放置(古くなった状態)することで発生します。

こうなった製品は使用を控え、新しい製品を使うようにしましょう。

■構成成分

固形の口紅、液状のリップグロスなどは配合されている顔料と油性成分の量

さらに粘度とのバランスで、その性質が大きく変わります。

顔料:水や油に溶けない色のついた粉末で、着色に用いられる物質

特に口紅は約9割程度、油性成分が使われているため粘度の高い油性成分が

多くなれば、こってりした質感になり少なくすればみずみずしい印象になります。

仕上がりの違いは、こんな感じになります。

●マットな仕上がり

顔料を多めに配合。揮発する油性成分を配合し、皮膜剤と顔料を唇に密着させます。

時間が経つと、やや乾きやすい傾向になります。

●ツヤな仕上がり

顔料を少なめに配合。油性成分が多いため、ツヤ感あふれる質感になります。

また、パール顔料が加わると光の照射加減でよりツヤが出ます。

さらに、唇の印象を素敵にみせる成分もあるので紹介していきます。

■ヒアルロン酸Na

口紅の原料そのものが、ナノ化・カプセル化したヒアルロン酸が水分を

たっぷり吸収させて唇がぷっくり膨らみます。

■パルミトイルトリペプチド-1

皮膚の線維芽細胞を活性化させ、ふっくらとしたハリのある唇にみせます。

唇に形成された縦じわを、その場で解消することもできます。

■カプサイシン

トウガラシ果実エキスの効果で、唇の血管を刺激させ新陳代謝をアップさせ

血行をよくしてくれるので、唇が血色がよくみえます。

一般的には、こういった成分が配合され唇の印象を変えてくれます。

どういった口紅が、自分に合うのか自信がない方はご相談にのります。

私が取り扱いしている、口紅にはこういった成分のほかにも保湿成分や

自然由来の食品や植物成分が配合された口紅も提供していますので

ご興味があれば、お問い合わせください。

光幸はりきゅう院・接骨院 代表:庄司 有希【美容健康アドバイザー】