髪の毛は、通常は弱酸性(pH 4.5~5.5)です。
アルカリ性の環境にさらされると、髪の構造や健康にさまざまな影響を与える可能性があります。
髪の毛のpHバランスは、髪の健康や艶、さらにはカラーリングやパーマなどへの
処理にも影響を与えます。

☆髪の毛とアルカリ性の関係

■髪のキューティクルの開閉

髪の毛の外側には「キューティクル」と呼ばれる鱗状の構造があります。
このキューティクルが健康な状態では閉じており、髪の内部を守っています。
アルカリ性の環境(pHが高い)にさらされると、キューティクルが開いてしまい
髪の内部が外部の影響を受けやすくなります。
そのため、髪が乾燥しやすくなったり、ダメージを受けやすくなることがあります。

■髪のダメージ

アルカリ性の環境が長期間続くと、髪の内部のタンパク質(ケラチン)も劣化する可能性があります。
これにより、髪が脆くなり、切れ毛や枝毛、パサつきの原因になることがあります。

カラーリングやパーマの処理

髪の毛のアルカリ性の処理は、カラーリングやパーマなどの化学処理に使われます。
アルカリ性の薬剤はキューティクルを開かせることで、色素や薬剤が
髪の内部に浸透しやすくなります。そのため、カラーやパーマの効果を高めるために
アルカリ性の処理が使われますが、強すぎるアルカリ性の薬剤を使うと
髪にダメージを与えることがあります。

☆アルカリ性の髪のケア方法

弱酸性のシャンプーやトリートメントを使用**
髪のpHバランスを保つために、弱酸性のシャンプーやトリートメントを使うことが推奨されます。
これにより、髪のキューティクルが閉じ、髪の内部の栄養分が逃げにくくなります。

※ただ薬局や美容室に売られている洗髪剤は、ほぼアルカリ性の製品です。

弱酸性の洗髪剤は、どこにあるのか?ご提供できますのでご相談下さい。

光幸はりきゅう院・接骨院 代表:庄司 有希