そもそもゴルフ肘とは?

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ゴルフ肘は上腕骨内側上顆炎が正式名称で、肘の内側にある腱や筋肉が炎症を起こし
痛みを引き起こす疾患です。
ゴルフをする人に多く見られることから「ゴルフ肘」と呼ばれますが
実際にはテニスや野球などのインパクトスポーツや
重量挙げなど、腕を頻繁に使うスポーツや仕事で作業をする人にも発生します。

◎原因

ゴルフ肘は、前腕の屈筋群(手首を曲げる筋肉)に繰り返し負荷がかかることで
肘の内側にある上腕骨内側上顆(じょうわんこつ ないそくじょうか)という部分に
繰り返し機械的刺激が発生し炎症が起こります。

※右の上腕骨の画像です。

Condyle of humerus 7

◎具体的な原因に

ゴルフのスイング(特にダフリや強く握りすぎる)
テニスのフォアハンド(特にトップスピンをかける動作)
野球の投球動作やスイング動作でも起こる
重いものを繰り返し持ち上げる作業や長時間のパソコン作業

などがあります。

◎症状

1. 肘の内側の痛み(特に手首を曲げたり、物を握ると痛い)
2. 握力の低下(ペットボトルのキャップが開けにくくなることも)
3. 前腕の張りや違和感・動かすと痛みが強くなる。

症状が進行し悪化すると、安静時でも痛みを感じることがあります。

◎当院での対処方法やセルフケア

ゴルフ肘は、違和感を感じる前に早めの対策が重要です。
症状が出ることを事前に踏まえて、定期的な予防施術がオススメ!

当院では、手技やマッサージ療法で前腕の屈筋群の緊張を緩和させるのもそうですが
肩関節や、ほかの関節に関係する筋肉にもアプローチを行います。
肘が損傷の中心ですが、ほとんどの確率で全身のバランス低下が起因するためです。

ほかにも局所的なアプローチに鍼施術も効果が期待できます。

☆自身で意識するセルフケアや対処は

安静と休養

痛みがある場合は、肘に負担がかかる動作を控えましょう。
ゴルフやテニスを一時的に休むことも大切です。

ストレッチやマッサージ

肘周辺の筋肉を柔らかくすることで、負担を減らせます。
前腕の筋肉を軽くほぐすと血流が改善し、回復が早まります。

3.サポーターやテーピングで保護

サポーターのを着用やテーピングすると、負担を軽減できます。
ただ、症状を誤魔化す行為なのでオススメはできません。

再発防止のために、チューブなどでエクササイズも◎

※痛みが強い場合は病院を受診しましょう。

☆ゴルフ肘でお悩みの方は、浦和にある当院にご相談ください。

光幸はりきゅう院・接骨院 代表:庄司有希