首・頸椎に関係するケガや疾患の原因・症状について
首とは、脊椎(頸椎)と多くの筋肉、神経、血管が集まる非常に重要な部位です。
そのため、さまざまな原因によってケガや疾患が発生することがあります。
仮に首・頸椎に対して何らかの異常が現れることで
日常生活の質に大きな影響を与えるため、それぞれの原因や症状を理解することが重要です。
1. 首に関係する主なケガとその原因・症状
〇むち打ち症(頸椎捻挫・外傷性頸部症候群)
原因
- 自動車事故(特に追突事故)
- スポーツ中の衝突や転倒
- 激しい動作による急激な首の動き
症状
- 首の痛み、特に動かしたときに悪化傾向で安静時にも痛みが起きます。
- 頭痛、頸部の筋群が過緊張することで絞扼性頭痛や脳へのダメージによる痛みが現れる。
- 肩や腕のしびれや、脱力感など
- めまい、吐き気による気分を害する
- 首の可動域の制限
むち打ち症は、首が急激に前後に振られることで筋肉や靭帯が損傷することによって発生します。
症状がすぐに現れないこともあり、数時間から数日後に痛みや違和感が生じることがあります。
日常生活で心身に影響を与える疾患ですので、継続した施術が必要になります。
〇頸椎椎間板ヘルニア
原因
- 加齢による椎間板の劣化・摩耗=水分の減少
- 重い荷物を頻繁に持ち上げる作業
- 長時間のデスクワークや不良姿勢により頸椎に負担
- スポーツや事故による外傷による衝撃
症状
- 首や肩の痛み、安静時でも運動時でも現れる
- ヘルニアが突出した部位によって、腕や指のしびれ、筋力低下が著明
- 頸椎の整合性が崩れることで、頭痛やめまいが現れる
- 神経圧迫が進行すると、座位や立位を保つのも困難になり生活に支障がでる
椎間板ヘルニアは、頸椎の間にある椎間板が飛び出し、神経を圧迫することで発生します。
特にデスクワークを長時間続ける人に多くみられますが、様々な原因で起こります。
また、椎間板が突出したとしても神経根を圧迫しないケースもあるので中には
症状が現れない場合もあります。
〇頸椎症(変形性頸椎症)
原因
- 加齢による頸椎の変性
- 長時間の悪い姿勢による姿勢補助筋のアンバランス
- 骨の異常や骨棘(こつきょく)の形成
症状
- 首の痛みやこわばり・緊張
- 肩こりや腕のしびれ
- 頭痛や吐き気など
- 神経圧迫が強くなると、座位や立位での頭部を支えるのが困難になる
頸椎症は、加齢に伴う頸椎の変化によって発生し、中高年の人に多い疾患です。
④ 頸髄損傷
原因
- 高所からの転落
- 交通事故
- スポーツによる強い衝撃(ラグビー、柔道など)
症状
- 軽度では手足のしびれや筋力低下
- 重度の場合、四肢麻痺や呼吸障害など生活への障害が現れる
頸髄損傷は、脊髄にダメージが及ぶことで運動機能や感覚機能が失われる可能性がある深刻なケガです。
2. 首に関係する主な疾患とその原因・症状
〇ストレートネック
原因
- 長時間のスマホ使用(スマホ首)
- デスクワークやパソコン作業
- 猫背や頭部前方変異などによる姿勢不良
症状
- 慢性的な首の痛みや肩こり
- 頭痛、めまい、眼精疲労
- 手のしびれやだるさ
- 疲労感や集中力の低下
ストレートネックは、本来前弯している頸椎の上位頸椎が入り込み
下位頸椎がまっすぐになってしまう状態で最近はスマホの普及により若年層にも増えています。
また、目の疲れが原因でPC画面を顎をあげた状態でのぞき込む見方をする傾向は注意が必要!
〇頸椎椎間狭窄症
原因
- 加齢による骨の変形
- ヘルニアや頸椎症の進行により起こる
症状
- 首の痛みやしびれ
- 肩・肘・指などの運動制限
頸椎椎間狭窄症は、脊柱管が狭くなり神経を圧迫することで、徐々に症状が進行します。
〇自律神経失調症
原因
- 長時間のストレスや精神的な緊張状態
- 首や肩の筋肉の緊張が、より強く感じる
- 睡眠不足や食生活などの習慣が乱れる
症状
- 頭痛、めまい
- 倦怠感、疲労感
- 不眠、動悸
- 消化不良
- 呼吸が浅くなる
- 集中力が低下する
首の筋肉の緊張が自律神経のバランスを崩し、さまざまな症状を引き起こすことがあります。
〇後縦靭帯骨化症(OPLL)
原因
- 遺伝的要因
- 加齢
症状
- 首のこわばりや痛み
- 手足のしびれや麻痺
- 歩行障害
- 症状が進行すると日常生活に支障をきたす
後縦靭帯骨化症は、靭帯が骨化して神経を圧迫する病気で、日本人に多いとされています。
プロ野球選手で、何人か発症し努力して復帰した報道もありましたね。
3. まとめ
首のケガや疾患は、日常の姿勢や習慣と深く関係しています。
特に、長時間のスマホ使用やデスクワークによる首の負担が増えており
ストレートネックや頸椎椎間板ヘルニアが増加しています。
対策や予防策として、以下の点が重要です。
まずは、崩れてしまった頸椎の整合性や動作を修正することが大切です。
そのためには、まずカウンセリングで首や頸椎の負担の原因をお聞きします。
動作確認をする理由としては、筋肉の緊張や痛みが原因で正常な運動が行えていないと
知らずに首・頸椎にダメージを加えているケースが多いためです。
それを解決・解消するために運動療法や呼吸指導により正しい運動パターンの再学習や
呼吸をコントロールすることで、筋緊張を緩和させたり自律神経を整えることができます。
こういった疾患に対して、当院では手技・マッサージ療法で筋肉の緊張を緩和させ
可動域の制限や痛みなどの感覚を抑制をします。
また鍼灸施術によって血管運動を促進し、慢性的な炎症や痛みに対しアプローチ。
自律神経の乱れに効果が期待できるか可能性もあるので、おすすめです。
ヘルニアや変形性の疾患は、もとの状態に戻せることはできないので
可能な限り負担を軽減させたりする目的で、上記の施術は対応できます!
☆ご自身で意識できること
- 少しでも、正しい姿勢を意識する
- 隙間時間に首や肩のストレッチ・軽い運動を行う
- 長時間同じ姿勢を続けない
- 重い荷物を持つときは、身体の近くで持つ癖を
- 全身をほどよく動かす運動の習慣をつける
首の違和感や痛みが長く続く場合には、まずは専門医に相談し
X線やMRIの画像診断で頸椎の状態を確認してみましょう。適切な治療を受けることが大切です。
その後、ひとつの選択肢として整体・マッサージ・鍼灸の施術が良いと思います。
ストレートネックや頸椎ヘルニア・変形性頚椎症でお困りの方。
浦和やさいたま市でお探しの方は、ご相談ください。
光幸はりきゅう院・接骨院 代表:庄司有希