現代人に増加中?「喰いしばり」とは

近年、歯科医療や美容、健康の分野で注目されているのが「喰いしばり」です。

特に、歯や顎、首の不調、さらには自律神経の乱れにも関わるとされ

多くの方が自覚なくその影響を受けていることがあります。

「喰いしばり」と聞くと、夜間の激しい「歯ぎしり(ブラキシズム)」を

イメージする方も多いかもしれません。

しかし、ここでいう「喰いしばり」は、日中や安静時に上下の歯を接触させ続ける癖

すなわち「TCH (Tooth Contacting Habit) / 歯列接触癖」を指すことが多いです。

このブログでは、このTCHとしての「喰いしばり」を中心に、そのメカニズム

日常に潜む原因、具体的な症状、そして顎関節周囲の筋肉へのマッサージ(整体)や鍼灸が

なぜ根本的な解消に役立つのかを、詳しく解説していきます。


📌喰いしばり(TCH)の基礎知識とメカニズム

▶️歯の「あるべき状態」とは?

まず、私たちが意識していない時、上下の歯は本来どうあるべきかを知ることが重要です。

健康な状態では、唇を閉じていても、上下の歯は2〜3mm程度の隙間をあけて

接触していないのが正常だと考えられています。

この状態を「安静位空隙(あんせいいくうげき)」と呼びます。

筋肉はリラックスし、顎関節も負担から解放されています。

▶️TCH(喰いしばり)が起こす問題

しかし、TCHがある人はこの安静位空隙が失われ、無意識のうちに

長時間(日中合計1時間以上になることも)上下の歯を接触させ続けています。

たとえカチカチと強く噛んでいなくても、「接触している」だけで問題が生じます。

この状態が続くと、顎を動かす筋肉(咀嚼筋:特に側頭筋や咬筋)が

常に緊張を強いられ、慢性的な疲労状態に陥ります。


📌喰いしばりの主な原因:なぜ歯を接触させてしまうのか?

喰いしばりの原因は一つではなく、複数の要因が関係してきます。

▶️心理的・精神的な要因

  • ストレス、不安、緊張

仕事や人間関係、環境の変化などによる心理的ストレスは、自律神経系を刺激し

身体を戦闘モード(交感神経優位)に傾けます。

この緊張が、無意識に顎周囲の筋肉を硬直させ、喰いしばりを誘発します。

  • 集中

パソコン作業、スマホ操作、運転、スポーツなど、何かに集中しているとき

人は無意識に力を入れがちです。この「集中」が、そのまま喰いしばりにつながります。

▶️物理的・身体的な要因

  • 姿勢の悪さ

猫背やストレートネックなど、頭が前に出る姿勢は

頭の重さを支えるために頸部や肩の筋肉が過剰に緊張します。

この緊張が顎周囲の筋肉にも波及し、喰いしばりの原因となります。

  • 歯並びや被せ物の不適合

噛み合わせのバランスが悪いと、特定の部分に負担がかかり

その不均衡を無意識に修正しようとして喰いしばりが起こることがあります。

▶️環境要因

  • デスクワークの増加

長時間同じ姿勢でモニターを見つめる環境が、集中と姿勢の悪さの悪循環を

生み出し喰いしばりを加速させます。


📌喰いしばりの具体的な特徴と症状

喰いしばりが慢性化すると、局所的な問題に留まらず、全身に様々な症状を引き起こします。

💡顎・口腔内の特徴と症状

特徴・症状詳細
顎関節症口を開けにくい(開口障害)、顎を動かすとカクカク・ジャリジャリと音が鳴る(関節雑音)、顎の痛み。
歯・歯茎への影響歯のすり減り、歯が欠ける、知覚過敏、歯の根元がくさび状に削れる(くさび状欠損)、歯周病の悪化。
咬筋(エラ)の発達常に力を入れているため、咬筋が肥大化し、「エラが張った」ように顔が大きく見える。
頬粘膜の圧痕頬の内側に、噛み合わせの線が白く残る(頬粘膜の圧痕)。

💡局所を超えた全身への症状

咀嚼筋の緊張は、首、肩、頭に直接影響を及ぼします。

  • 頭痛:特に側頭筋(こめかみ)や後頭部の筋肉の緊張が原因となる緊張型頭痛を引き起こします。
  • 肩こり・首こり:顎周囲の筋肉と首の筋肉は連動しているため、頑固な肩こりや首のハリの原因となります。
  • 眼精疲労:側頭筋の緊張が目の周りの筋肉にも影響を及ぼし、目の疲れや奥の痛みを引き起こします。
  • 自律神経の乱れ:持続的な筋緊張や痛みがストレスとなり、不眠、めまい、耳鳴り、倦怠感といった自律神経失調症様の症状につながることもあります。
  • 顔の歪み・たるみ:片側の喰いしばりが多いと、顔の筋肉のバランスが崩れ、顔の歪みや、リンパ・血流の滞りによるたるみ、むくみの原因になります。

📌マッサージ・鍼灸が喰いしばり解消に役立つ理由

喰いしばりの解消には、まず「喰いしばりを意識的にやめる」行動療法が基本ですが

慢性化して硬くなった筋肉には、外部からのアプローチが不可欠です。

そこで、マッサージや鍼灸が非常に有効となります。

4-1. マッサージ・整体(手技療法)によるアプローチ

マッサージや整体は、主に手技によって過緊張した筋肉を物理的に緩めることを目的とします。

  • 筋緊張の緩和

咬筋、側頭筋、外・内側翼突筋などの咀嚼筋群

そしてこれらと連動する首や肩の筋肉を深部まで緊張を緩和させます。

これにより、血行が促進され、筋肉に溜まった疲労物質が流され顎関節への圧力が軽減します。

  • トリガーポイントの除去

特に硬く、痛みの原因となっている部分(トリガーポイント)を

刺激し緩めることで、痛みの質を低下させ制限にアプローチできます。

  • 姿勢の改善

喰いしばりの根本原因である猫背やストレートネックを矯正し、頭の位置を

正しい位置に戻すことで、顎周囲の筋肉への負担を根本から減らします。

📌鍼灸によるアプローチ

鍼灸は、手技では届かない深部の筋肉や神経に直接作用し、自然治癒力を高める優れた方法です。

  • 深層筋へのアプローチ

特に、顎の深部に位置する「内側翼突筋」や「外側翼突筋」といった筋肉は

手技では触れにくいですが、鍼なら安全かつ的確にアプローチできます。

これらの筋肉の緊張が緩むと、顎の動きに変化がみられスムーズになります。

  • 鎮痛効果と血行促進

鍼の刺激により、脳内で鎮痛物質(エンドルフィンなど)が分泌され、痛みが軽減されます。

また、微細な損傷を修復しようとする体の反応で血流が大幅に変化し

硬くなった筋肉に栄養と酸素が行き渡ります。

  • 自律神経の調整

ツボや特定の神経節への刺激は、リラックスを司る副交感神経を優位にし

喰いしばりの根本原因であるストレスや緊張を和らげる効果が期待できます。

結果として、無意識の力みが減少し、「安静位空隙」が取り戻しやすくなります。


📌まとめ

喰いしばりは、放置すると歯の喪失や全身の慢性的な不調につながる可能性のある深刻な問題です。

▶️ご自身でできる対策(行動や運動療法)

  1. 意識づけ

デスク、PC、スマホなど、よく目に入る場所に「歯を離す!」と書いた付箋を貼り、1時間に1回は歯を離すことを習慣づけましょう。

2.リラックス

入浴やストレッチ、深呼吸などで、定期的に心身の緊張を解きほぐす時間を作りましょう。

3.姿勢改善:背筋を伸ばし、頭が体の真上にくるように意識して座りましょう。

またストレートネックや猫背などにも同時に運動療法で介入することも重要!

そうすることで、解消にむけて早期的に変化が期待できます。

当院で対応、アドバイスも!

📌専門家への相談

セルフケアだけでは解消できない頑固な喰いしばりや

すでに顎関節症の症状が出ている場合は、以下の専門家にご相談ください。

  • 歯科医師:マウスピース(スプリント)の作成や、噛み合わせの治療。
  • マッサージ・鍼灸師:硬直した咀嚼筋・関連筋の緊張緩和、自律神経の調整。

喰いしばりは、そのまま進行すると被害の範囲が多くなる可能性もあります。

現状で「気になる」「痛みが強い」方は、ご相談ください。

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