頭痛によって日常生活などに辛い影響がでている人は多いと思います。
ですが、ひと言で頭痛といってもその原因や症状は細かく違います。
このブログでは、比較的発症率が高く当院で治療の対応できるものを紹介していきます。
そもそも頭痛とは、頭部に感ずる疼痛の総称です。
しかし痛覚を受容する侵害受容器は数多く存在しています。
- 血管系:頭蓋外の動・静脈、静脈洞、硬膜動脈、脳底部大動・静脈
- 膜組織:腱膜、筋膜、骨膜、硬膜
- 皮膚
- 脳神経系:三叉神経、舌咽神経、迷走神経
これらの、どれかに刺激が発生し頭痛は生じてしまいます。
そこで今回は、緊張型頭痛の原因や特徴・症状などを
まとめていきますので最後まで、読んでいただければと思います。
◆緊張型頭痛の概要
緊張型頭痛は、器質的異常を伴わない一次性頭痛に分類されます。※慢性頭痛
別称として、筋緊張性頭痛や筋収縮性頭痛ともよばれ
頭蓋筋の持続性収縮などによって生ずる頭痛です。
◆緊張型頭痛の特徴
各年齢層や男女差などはなく、一次性頭痛の中では最も発症頻度が高い。
ストレスが起因となり、膜組織の障害などが誘因となり発痛することが多くなります。
◆緊張型頭痛の症状
頭部全域に広がる両側に出現する鈍痛を呈する頭痛であることが多く
痛みの性状は、頭部を圧迫・締めつけられるような感覚で表現されます。
また基本、非拍動性の頭痛です。(血管の拍動と痛みが同調していない)
後頭部から頚部の筋肉に凝りをともない、自・他覚的に
後頭筋・側頭筋・頚部の筋群への筋緊張をはじめ
局所的な筋肉の硬結や圧痛なども特徴的な症状といえるでしょう。
頭痛の程度は、感覚的にまちまちであり比較的軽い症状であることが多く
そこまで日常生活に支障をきたすことは少ないです。
ですが経過とともに頭痛の発生する時間が持続し延長すると
1日中痛みを訴えることもあるので甘く見てはいけません。
まれにストレスや疲労などの度合いにより、緊張型頭痛に
血管性頭痛を併発する混合型頭痛を発症する場合もあります。
◆緊張型頭痛の治療
可能な範囲で、頭痛のトリガーを把握し生活習慣の改善に努めましょう。
また筋肉の緊張や硬結の緩和・除去が大切になってきますので
関係する筋肉のマッサージや鍼灸治療を行います。
とくに鍼灸治療は、鎮痛効果やストレス・疲労の緩和効果が極めて高いです。
当院では、頭痛のリスクを軽減させる運動やストレッチ方法を処方します。
すぐに解消できるわけではありませんが、それを続けることが必要です。
頭痛の治療を当院で受けてみたい方は、問い合わせ・予約等お待ちしてます。
光幸はりきゅう院・接骨院 代表:庄司 有希