テニス肘とも呼ばれる「外側上顆炎」。
重い荷物を持った時や、ドアノブを回した時にズキッと走る痛み。
また手首を捻る動きのあるで日常生活やスポーツに制限を及ぼします。
そして、なぜ女性に多いのか、どんなスポーツで起きやすいのか
マッサージや鍼でどのような変化が期待できるのかを分かりやすく解説します。
📌外側上顆炎とは?
手首を起こす動き(背屈)、指を伸ばすときに使う筋肉(伸展)は、
すべて肘の外側にある「外側上顆」という上腕骨の出っ張りに付着しています。
これらの筋肉を使いすぎることで、筋肉の付け根の腱に微細な断裂や炎症が起きている状態
それを外側上顆炎といいます。
🔎なぜ女性に多いの?
外側上顆炎は、30代〜50代の女性に多く見られる傾向です。その理由は主に3つあります。
・筋力の弱さ
男性に比べて前腕の筋肉量が少ないため、手首への負荷がダイレクトに
筋腱にかかりやすくなります。
・ホルモンバランスの変化
更年期前後でエストロゲンが減少すると、腱や関節を保護する力が弱まり
炎症が起きやすくなると考えられています。
・家事による負担
料理でのフライパン操作、重い買い物袋を持つ、掃除機をかけるといった
「手首を固定して力を入れる動作」の積み重ねで起こるのも大きな要因です
🎾発症しやすいスポーツ
「テニス肘」の名の通り、テニスが代表的ですが、それ以外にもリスクのある競技は多いです。
- テニス(特にバックハンド): インパクトの衝撃が肘に集中します。
- バドミントン: 手首のスナップを多用するため、伸筋群に負荷がかかります。
- ゴルフ: グリップを強く握りすぎたり、ダフったりした際の衝撃で発症します。
- 卓球: 小刻みな手首の動きの連続が負担になります。
📌主な症状
以下の動作で肘の外側に痛みが出る場合は、外側上顆炎の可能性があります。
- タオルを絞る動作
- PCのタイピングやマウス操作
- ペットボトルのキャップを開ける
- 椅子を持ち上げる
確定した診断は病院や整形外科で画像診断を受けることをお勧めします。
⭐マッサージや鍼で期待できる効果
セルフケアや安静だけでは、中々変わらないこの症状。
マッサージや鍼の施術は、回復を早める手段になります。
マッサージの効果
- 筋肉の緊張緩和
前腕の筋肉をほぐすだけでなく、実は連動する「上腕骨・肩甲骨」の
筋肉や可動域を確保することで痛みを早めに減少させることも可能です。
- 血流促進
硬くなった筋肉をほぐすことで血行を良くし、組織の修復を助けます。
鍼施術の効果
- 深部へのアプローチ
マッサージよりも鎮痛効果が期待できます。、また腱の炎症部位に刺激を与え、抗炎症効果を高めます。
- 自律神経の調整
慢性的な痛みによるストレスを和らげ、身体が本来持つ「自然治癒力」を引き出します。
Point
炎症が強い「急性期」は安静が重要ですが、痛みが長引く「慢性期」に入ると
マッサージや鍼で鎮痛効果や自然治癒力を高めることがオススメです。
また慢性期には、手首や肘などの関節に染み付いた悪い動作を変えることも大切です。
当院では、運動療法で関節の可動域を修正するアプローチも対応しています。
外側上顆炎は「ただの使いすぎ」と放っておくと、治るまでに時間がかかってしまう疾患です。
まずは日々の動作を見直し、違和感があれば早めに対処をしましょう。
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