主に、風邪症候群・気管支炎・気管支喘息の症状緩和に漢方薬を用います。
ただ、感染による疾患には一般的な薬物との併用が必要になります。
こちらにも、他の漢方薬を紹介しています。
◆柴朴湯(サイボクトウ):製品番号96
柴胡(サイコ)・半夏(ハンゲ)・茯苓(ブクリョウ)・黄芩(オウゴン)・厚朴(コウボク)・大棗(タイソウ)・人参(ニンジン)・甘草(カンゾウ)・蘇葉(ソヨウ)・生姜(ショウキョウ)の生薬で構成される漢方薬です。
気が滞り、喉や食道に異物感がある場合や慢性気管支炎・気管支喘息に用いられます。
また、慢性胃炎や神経性胃炎・不安神経症などでも処方されます。
発熱・咳・喘鳴・咽頭や喉頭部の異物感・不安・うつ・腹痛などの症状に効果が見込めます。
◆麻黄附子細辛湯(マオウブシサイシントウ):製品番号127
麻黄(マオウ)・細辛(サイシン)・附子(フシ)などの生薬で構成される漢方薬です。
身体を温める生薬によって、悪寒の強い風邪に効果を発揮します。
特に身体が虚弱な人や高齢者などに服用が向いている漢方薬になります。
風邪症候群・気管支炎・気管支喘息やインフルエンザ患者に処方されます。
悪寒、発熱、全身倦怠感などがあったり、頭痛や咳嗽、水様性の鼻汁や手足の冷えの
症状に効果が見込めます。
三叉神経・坐骨神経・肋間神経痛やアレルギー性鼻炎・慢性鼻炎・副鼻腔炎
帯状疱疹・顎関節症・関節リウマチなどにお悩みの方にも服用がすすめられる漢方です。
今回は、この2つの漢方薬を紹介させていただきました。
今では薬局でも、自分でお買い求めできる時代ですので
しっかり選択できるように知識として覚えていただけたらと思います。
光幸はりきゅう院・接骨院 代表:庄司 有希