ビタミンKの重要性はあまり知られていない印象。
血液凝固や骨や心臓の健康維持、骨粗鬆症の予防に欠かせません。

またビタミンKはビタミンDの適切な吸収に欠かせないビタミンです。

■そもそもビタミンKとは?

ビタミンKは脂溶性ビタミンの一種で、2つのグループに分けられます。

ビタミンK1またはフィロキノン:主に緑黄色野菜に含まれる。
ビタミンK2またはメナキノン:動物性食品や発酵食品に含まれるが、腸内細菌によっても産生される。

ビタミンKは血液の凝固を助け、出血過多を防ぐのに不可欠。
さらに、ビタミンKは骨を丈夫にする働きがあり、女性では閉経後にリスクが高まる
骨粗鬆症や骨折の予防に役立つことが分かっています。
最近の研究では、ビタミンKがアルツハイマー病の予防にも効果的である可能性が示唆されている。

■ビタミンDとビタミンKを一緒に摂るべき理由

ビタミンDとビタミンKは、どちらも骨と心臓血管の健康に欠かせない栄養素であり
それぞれを補ってくれるためです。

そしてビタミンKはビタミンDの効果を高めるのに役立つ。
例えば、ビタミンDはタンパク質を合成するが、このタンパク質はビタミンKによってのみ活性化される。

■ビタミンKを多く含む食品

ほうれん草、チャード、カブ菜、ケールなどの緑の葉野菜
カリフラワー、ブロッコリー、芽キャベツなど
オリーブオイル、大豆油などの植物油
サワークラウト、キムチ、ケフィア、納豆などの発酵食品
卵、バター、鶏肉
ゴルゴンゾーラなど、カビを含むブルーチーズ
ブルーベリー、イチジク

■ビタミンKの1日の目安量

成人の場合、1日の目安量は150μgとされています。

また、ビタミンKは脂溶性であるため、ビタミンの吸収を最適化するには
脂肪を含む食事の後に摂取する必要があります。
しっかり食事とサプリメントを活用し、摂取する習慣で健康を維持していきましょう!

光幸はりきゅう院・接骨院 代表:庄司 有希